2024.08.15
野球肩・野球肘
野球でボールを投げすぎたことにによって起こる肩の障害の総称です
野球肩の原因は
①使い過ぎ(オーバーユース)
②投球フォームの崩れ
③トレーニング不足(筋力、柔軟性)
①使い過ぎ
1日の投球数を考えましょう。
アメリカのスポーツ医学会の指導では、
10歳以下は 70球/日
12歳までは 85球/日
が上限と言われ、
1日の投球数が46球を超えた場合は2日の休養が必要、
21球を超えた場合は1日の休養が必要、
20球以下で連投可能
となっていて日本の子供も大差はないと考えられます。
これを踏まえると大抵の野球少年は、練習で投げすぎと感じてしまいます。
※中学生以上は体格と体力を考慮しながら増やすといいでしょう。
②投球フォームの崩れ
野球肩になる選手たちは、地肩が強くフォームを気にしていない選手が多いので、しっかりとフォームを固めることが大切です。
③トレーニング不足
投球動作は全身運動です。
上半身だけの運動ではないので、下半身のトレーニング不足により、投球時に身体が流れてしまい、フォームが崩れて痛みが出ます。
プロ野球のピッチャーがランニングをしているのはスタミナ強化だけでなく、下半身を鍛えているのです。
また、投球動作では、ボールのリリース時に肩に遠心性(指の方向)の力が加わります。体重の1~1.5倍の力と言われています。
その結果、肩の後ろの筋肉が硬くなり肩関節の動きを制限して、野球肩、二次的に野球肘を起こします。
投げ過ぎ・フォーム改善だけではなく、筋力強化、肩の柔軟性も大変重要です。
成長期に投球動作を繰り返すことにより生じる肘の障害の総称
ひとつの病名を指す名称ではなく、靭帯損傷、骨端軟骨損傷、離断性骨軟骨炎など複数の病名を指します。
また、成長期を過ぎた成人でも同様の症状を起こす事があります。
「内側型」「外側型」に分けられます。
①使い過ぎによるオーバーユース
投球動作をした時に肘がしなり、肘の内側の前腕屈筋群と靭帯が引き伸ばされます。投球を繰り返すことにより、前腕屈筋群が過緊張により筋肉炎を起こし、進行すると「靭帯損傷」や靭帯の付着部が剥がれて障害が起こす「骨端軟骨損傷」を起こします。(=内側型野球肘)9割が、この「内側型」です。
この時、肘の外側では、関節の中で骨と骨がぶつかり合うような負荷がかかります。この負荷によるダメージが積み重なり、肘の外側の骨の軟骨部分に傷がついてしまうのが、「離断性骨軟骨炎」(=外側型野球肘)です。
外側型は少ないのですが、発症してしまうと長期離脱や手術適応になりやすいので予防が大切です。
②投球フォームの崩れ(コッキング期に肘が下がっている)
1で投球動作の繰り返しにより起こると書きましたが、きれいなフォームで投げていても起こります。フォームが崩れると更に起こりやすくなります。野球肘を起こしやすい選手は、コッキング期に肘が下がって手投げになっていることが多いです。肘が下がった状態では、肘のしなりが強調されて、野球肘を起こします。
③身体が硬い
野球肩と同じように投球動作は、全身運動です。全身をしなやかに使ってボールを投げます。身体が硬いと力んでしまい、筋肉に余計な力が入り、野球肘の原因になります。
※初回は初診料1,300円が別途かかります
※施術可能日 本八幡院 月 水 金
菅野院 火 木 土
2024.08.15
テニス肘・ゴルフ肘
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テニスでバックハンドが痛い
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肘が痛くてゴルフができない
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肘が痛くてタオルを絞れない
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ペットボトルが開けられない
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少し重いものを持ち上げると痛くて上らない
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フライパンやお鍋を持つのがつらい
もしかして、テニス肘 =外側上顆炎かも?
ゴルフ肘 =内側上顆炎かも?
肘関節の少し上の二の腕の骨の一番下の出っ張りを外側上顆・内側上顆といいます。
ここに手首を動かす筋肉と指を動かす筋肉がまとまって付いています。
スポーツや日常生活の中で物を握ったり、持ち上げたりする運動の疲労により、これらの筋肉が過緊張を起こして、外側上顆(または、内側上顆)を引っ張り過ぎて、腱に炎症を起こしてものをいいます。
木の棒に輪ゴムをセロハンテープでくっつけて目いっぱい引っ張るとどこが外れると思いますか?
木の棒ですか?
輪ゴムですか?
セロハンテープですか?
そうです。セロハンテープのところから外れてしまいます。
骨(木の棒)、腱(セロハンテープ)、輪ゴム(筋肉)のイメージです。
骨は硬いのでなかなか折れたりしません。筋肉も劣化してない限り、よほど大きな力が働かないと傷つきません。
腱は二つの別々の組織を繋いでいるので、大きなストレスがかかってしまい障害が起こりやすいのです。
なごみ整骨院ではテニス肘・ゴルフ肘の原因は、外側上顆・内側上顆につながる前腕(肘から下の)筋の過緊張と考えております。過緊張を起こした原因の動作を分析し、避けられるようなら避けていただき、全力で痛みと緊張を緩和するように施術をしています。
痛みを取り除くために、特殊電療器「ハイボルテージ」にて除痛を行いながら、前腕伸筋群・屈筋群の柔軟性を上げるために筋膜をリリースします。
テニス肘・ゴルフ肘は放っておくと、肘だけではなく肩や手首も 痛くなってしまいます。人間は何かをするとき腕全体を連動させて動かします。
例えば、テーブルを拭く動作は肘だけではなく、肩や手首も一緒に動かしています。肘が痛いまま放っておくと、肘を動かさない代わりに手首や肩を頑張って動かすようになり、手首や肩も痛くなってしまうのです。
肘が痛い…。テニス肘・ゴルフ肘かも…。とお悩みの方は、なごみ整骨院にご相談ください。
※初回は初診料1,300円が別途かかります
※施術可能日 本八幡院 月 水 金
菅野院 火 木 土
2024.08.10
捻挫
捻挫とは、外力がかかることにより、関節を支えている靭帯や関節包などの軟部組織や軟骨組織を損傷したものを言います。
損傷は、靭帯が伸びたものをⅠ度損傷、一部断裂したものをⅡ度損傷、完全断裂したものをⅢ度損傷とし、関節の脱臼や骨折は含まれません。
最もポピュラーな捻挫の一つです。
足関節は、足関節を内側に捻って起こす「内返し捻挫」が多いです。
外くるぶし側の靱帯(特に前距腓靭帯)を損傷し、外くるぶしの前側や下側が腫れ、押すと痛みがあります。
痛みが強いと荷重痛(体重をかけると痛む)や歩行痛があります。
内返し捻挫と同じような発生機序で、足の甲の「リスフラン関節」や「二分靱帯」を損傷することあります。
また、外側に捻る「外返し捻挫」の場合、内くるぶしについている三角靭帯を損傷します。
やはり、内くるぶしの下側を中心に腫れて、痛みます。
膝関節は靭帯も強く、スポーツ外傷や交通事故などで大きな力が関節に加わって捻挫を起こします。
足膝関節捻挫は、靭帯や軟骨の単独損傷は非常にまれで、外力の強さによりますが複数の組織が損傷されることが多く、回復に時間がかかることが多いです。
最も多いのが、膝が内側に入ってしまう「外反捻挫」です。
膝の内側の内側側副靭帯を損傷します。
膝の内側が腫れて、外側から内側へストレスを加えると痛みが強くなります。
屈伸痛や歩行痛を伴うことが多いです。
逆に外側へ捻ってしまう「内反捻挫」では、外側側副靭帯を損傷します。
また、大腿骨に対して脛骨が前方に出るような外力が加わると「前十字靭帯」を、後方に外力が加わると「後十字靭帯」を損傷します。
膝関節には、「半月板」という軟骨組織があります。
これは、大腿骨と脛骨の間でクッションの役割をしたりしています。
外反や内反に捻りが加わると損傷しやすいです。
また、加齢により、軟骨が変性してしまうので、40歳以上の方は、軽微な外傷でも損傷することがあります。
手関節の靱帯は比較的強力なため、損傷は少なめです。
手関節を手の甲側に曲げて捻り、手首の掌側の掌側橈骨手根靭帯や月状有頭骨靭帯が損傷される「背屈(はいくつ)捻挫」、
掌側に曲げて背側橈骨手根靭帯を損傷する「掌屈(しょうくつ)捻挫」、
小指側に曲げて捻り、橈骨手根関節の単純捻挫や長母指外転筋、
短母指伸筋の腱・腱鞘損傷を起こしたものは親指の付け根が痛くなります。
逆に小指側の尺側手根靭帯やTFCC(三角性軟骨)損傷では、小指側が痛みます。
どちらも「尺屈(しゃっくつ)捻挫」になります。
特に、TFCC損傷では痛みが長引きやすいです。
膝関節と同様に「外反捻挫」による内側側副靭帯損傷と「内反捻挫」による外側側副靭帯損傷に分けられます。
捻挫は関節を支える靱帯などを損傷するので、放置してしまうと関節の安定性が低下し捻挫をしやすくなってしまいます。更に頻繁に捻挫を起こすと軟骨がすり減りやすくなり関節の変形を起こしやすくなります。最初は軽微な捻挫でも治療をおろそかにすると、繰り返し捻挫をしやすくなったり、変形性関節症の原因になります。しっかりと治療をするようにしてください。
捻挫の治療の大原則はRICES(ライシス)です。
R:Rest(安静)
I:Icing(冷却)
C:Compretion(圧迫)
E:Elevation(高挙)
S:Support(支持)
です。
なごみ整骨院では、捻挫時に歪んだ関節のアライメントをそろえて関節の安定性を高め、高挙しながら冷やすことで炎症と腫脹をひかせます。
十分にIcingした後は、テーピングや圧迫包帯にて固定して安静を保ちます。
受傷直後の痛みの強い急性期は「ハイボルテージ」や「超音波治療器」という最新の治療機を使い除痛を行います。
また各関節周りには様々な筋肉や腱があり、それを覆う筋膜が緊張してしまうことで、損傷部に負荷が大きくなるので、症状に応じて筋膜調整のために鍼や灸を行い筋・筋膜の緊張を緩めて、できるだけ早期回復を促し、日常生活や競技に早期復帰できるようにしています。
捻挫をしてしまった時は、自己判断せずになごみ整骨院にご相談ください。
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2024.08.10
踵骨骨端炎
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背が伸びたと思ったら踵(かかと)を痛がる
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運動後に足が痛い
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長時間歩くと踵を痛がる
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アキレス腱伸ばしをすると踵が痛い
もしかしたら踵のセーバー病(成長痛のひとつ)かも?
10歳前後に多い疾患で、いわゆる「成長痛」のひとつです。
ふくらはぎの「腓腹筋」という筋肉の柔軟性が低下して、踵の骨を引っ張ってしまい炎症を起こしたものを言います。
「腓腹筋」は、膝の後ろからアキレス腱を経て踵に付着します。
腓腹筋が硬くなった状態で、下腿骨が成長すると筋肉に強い張力が働き、踵を引っ張ってしまい障害を起こします。
「アキレス腱炎」とは違う病態です。
人体は、骨と筋肉が同じように成長し、背が伸びるのではありません。
身長が伸びるとき、骨が成長することで筋肉を引き伸ばすように成長していきます。
このとき、引き伸ばされた筋肉に筋肉の付着部が、引っ張られて炎症を起こしてしまうのが成長痛です。
代表的なものが踵の「セーバー病」と膝の「オスグット」です。
セーバー病もオスグッドも、発症する子としない子どもがいます。
大きな違いは、身体の柔軟性です。
「腓腹筋」や「大腿四頭筋」といった成長痛の原因筋をストレッチするだけで、大きな予防効果があります。
なごみ整骨院では、ストレッチの仕方がわからない子や保護者様にご理解いただけるように指導しております。
背中を丸めた姿勢「猫背」だと、骨格・骨盤が歪んでしまい、筋肉の運動効率が落ちてしまい筋肉の負担が大きくなります。
治療をして一時的に良くなっても再発を繰り返すのは、身体の歪みが原因のことが多いです。
なごみ整骨院では、正しい姿勢になるためのエクササイズを指導し、セルフケアを促進しております。
※必要な場合は「姿勢矯正」を行うこともあります。
走ったり、ジャンプしたり、歩いたりと運動と呼ばれるものは、下半身だけではなく上半身も大きく使った全身運動なのですが、ふくらはぎや太ももの筋肉のみで走ったり、激しい競技をしてしまうと負担が脚に集中してしまい、成長痛を起こしやすくなります。
かみやま整骨院では、お子様がやられている競技に合わせて、運動時に身体をどのように使えばよいのかを一緒に考え、分かりやすく指導しております。
セーバー病は、放っておくと痛みが強くなり1年以上痛み、症状改善に数年かかることもあります。
また、セーバー病になってしまった子供は「オスグッド」も起こす事が多いです。
これは原因の「腓腹筋」硬い状態が続けば、太ももに負担が加わり「大腿四頭筋」も過緊張してしまうからです。
足(脚)は、身体を支える大切な部位です。早めの対処をしたほうが、身体全体への負担も軽くなります。
ご家庭で、お子様がかかとの痛みを訴えたときは、なごみ整骨院にご相談ください。
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2024.08.08
アキレス腱炎(アキレス腱周囲炎)
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運動後アキレス腱が痛い
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アキレス腱をつまむととても痛い
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ふくらはぎが重だるく痛い
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長時間歩くと痛みが出てくる
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運動始めに痛むが、運動中に痛く無くなる
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)かかとの骨(踵骨)を繋ぐ足首にある太い腱が「アキレス腱」です。
ここが下腿三頭筋の過緊張により、周りの組織を擦れて炎症を起こしたものを「アキレス腱炎」、周りの組織「パラテノン」が炎症を起こしたものを「アキレス腱周囲炎」といいます。
剣道や陸上、サッカーなど、強く踏み込んだり、走ることやジャンプの多い競技の選手に多く見られます。
→地面を蹴って、つま先立ちになるような動きの繰り返しによって炎症を起こします。
・運動しているとアキレス腱とその周囲がズキズキ痛む。
・長く座ってから歩き始めたときに、ふくらはぎからアキレス腱にかけて痛む。
・アキレス腱を中心に熱を持って腫れることもある。
・アキレス腱をつまむと痛む。
などの症状があります。
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎放っておくと、下腿三頭筋やアキレス腱の痛みや過緊張が強くなるだけでなく、アキレス腱自体の柔軟性が低下してしまいます。これはアキレス腱が断裂しやすくなってしまい非常に危険な状態です。
万が一、断裂してしまうと手術をしたり、保存療法でも運動復帰に半年以上かかることもあります。
痛いけど、運動できるから大丈夫と楽観せずに、アキレス腱周囲に違和感のある方は、なごみ整骨院にご相談ください。
※初回は初診料1,300円が別途かかります
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2024.05.28
足底筋膜炎
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足の裏が痛い
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運動時に土踏まずあたりが痛い
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長時間歩くと足の裏が痛い
足底筋膜とは、かかとの骨からはじまり足の指へ放射状に繋がっている繊維組織の束のことです。
足裏に大きな負荷がかかりすぎることによって引き起こされる炎症のことで、この炎症が痛みを引き起こします。
椅子に座り片足を膝の上に乗せ、親指を反らします。
その後、手の親指で足の裏を押していき、土踏まずとかかとの端(指側)に痛みが出るようなら可能性があります。
また、立った状態からかかとを床につけたままゆっくり腰を下ろしていったときに痛みが出る場合も可能性があります。
原因として多いのはマラソンやテニスなど走り回ることが多いスポーツで足底筋膜に負荷がかかりすぎてしまうことで痛みが出ます。
※初回は初診料1,300円が別途かかります
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2024.05.23
オスグッド
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膝のお皿の下が腫れている
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太もものストレッチをすると膝が痛い
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自車をこぐと膝が痛む
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屈伸運動で膝が痛む
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階段の昇り降り、特に降りるときに痛い
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しゃがむと膝の下が痛い
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走ると膝が痛い
『オスグット・シュラッテル病』『オスグット・シュラッター病』といわれるものです。
症状は脛の上部の脛骨粗面という部分が痛みとともに隆起します。
小学校高学年から高校生くらいの活発な発育期に起こり、運動により症状が強くなります。
陸上競技やサッカー、バスケット、バレーボール、野球など、ランニングやジャンプなどを繰り返す競技をしている人に多く発症します
なごみ整骨院では、オスグットの原因は「大腿四頭筋の柔軟性の低下」と考えています。
大腿四頭筋はジャンプをしたり、何かを蹴ったり、しゃがんだりするときに使う筋肉です。
この筋肉が使い過ぎにより過緊張を起こして柔軟性が低下すると、大腿四頭筋が脛の骨が着く脛骨粗面が引っ張られるように負荷がかかり、脛骨粗面が炎症を起こし、隆起してしまうのです。
成長期の子供の骨には骨端線という骨を成長させる軟骨組織があり、ここが障害されて痛みが起こることを成長痛といいます。
成長が止まると骨端線は強い骨組織に変わります。
大人になると痛みがなくなるのはこのためです。
脛骨粗面にも骨端線があり、ここが大腿四頭筋の張力に引っ張られることで炎症を起こします。
スポーツなどを一生懸命にやっていると練習量が多くなり、その子の筋肉量を超えてしまい、筋肉が硬くなりオスグットを引き起こします。
中学生になって、運動量が急に増えて発症することはよくあります。
上記のように、運動すると筋肉は硬くなります。
この状態で放置していると緊張状態が続いてしまうので結果的にオスグットを起こしやすくなります。
運動後にストレッチをして、縮んだ筋肉をしっかり伸ばしてあげることが大切です。
しかし、運動後は疲れているからストレッチをしたくない子が多いのも事実です。
ご自宅でお父さん・お母さんも注意してあげることも予防には良いと思います。
普段から姿勢が悪く背中を丸めて生活していると、骨盤が後ろに倒れて骨盤が開いてしまい、身体を上手に使えなくなり、大腿四頭筋に負担が大きくなりオスグットを起こすこともあります。
オスグット治療は、お子様と保護者様からカウンセリングにて、今やっている運動、その中で多い動作などを伺い、なぜ大腿四頭筋に負担がかかっているのかを解明して、「痛みを取り除く治療」にフォーカスをして治療します。そして、必要に応じて「身体の歪みを改善する治療」をします。
オスグットは成長痛だから成長が止まるまで放っておくしかない。と考えている保護者の方が多いと思います。
確かにオスグットは、成長が止まれば痛みは消えます。
しかし、出っ張ってしまった脛の骨はそのままになってしまい、膝をついたときに出っ張った骨が当たって痛いというようなことが起こってしまいます。
治療することで、悪化しないようにもできますし、早期の治療で脛骨粗面の隆起を防ぐこともできるのです。
また、オスグットと思っていたが、違う疾患だったというようなこともあります。
ご家庭で、思春期のお子様がひざの痛みを訴えたときは、なごみ整骨院にご相談ください。
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2024.05.21
肉離れ
肉離れとは、スポーツや日常生活の中で筋肉が急激に引き伸ばされ、筋肉の一部もしくは全部が切れてしまった状態の事を言います。
1.大腿四頭筋 =太ももの前側の筋肉
2.大腿二頭筋 =太ももの裏側の筋肉
3.下腿三頭筋 =ふくらはぎの筋肉
※身体(体重)を支えているため、大きなストレスがかかっているので脚の筋肉に起こりやすい。が上肢や腹筋などにも起こることがあります。
運動中に強烈な痛みが生じ、歩行困難になった場合は、肉離れを疑ってください。
ダッシュした時などに「ブチッ」という音が聞こえることもあります。
筋肉のケガの原因のほとんどがケア不足による疲労です。筋肉は疲れると本来の力が出せないだけではなく、柔軟性も低下するので、少しの負荷でも損傷しやすくなります。
疲労していなくても、ストレッチ不足により柔軟性が低下している人は、劣化したゴムが切れやすいのと同じように、肉離れを起こしやすいです。
筋肉の柔軟性に問題がなくても、筋肉が持っている以上の力で引き伸ばされた場合は耐えきれずに切れてしまいます。
大腿四頭筋・大腿二頭筋は骨盤に付いています。骨盤が歪んでしまうと筋肉に力が入りづらくなり本来の筋力を発揮できなかったり、柔軟性が低下したりします。
・痛めた筋肉をセルフマッサージ
・痛いところを温める
・ストレッチ
・痛みをガマンして運動する
肉離れは、筋肉が切れて筋組織の中で出血を起こします。この出血が筋肉の腫れ(腫脹)になりますので、少ないほうが治療期間も短くなります。
上記は、
血行を促進してしまうので出血があった場合、悪化します。
また、ガマンしてしまうと筋肉が固まり周囲の組織と癒着したり、出血した血液が血種(血の塊)になって、筋肉が骨化する骨化性筋炎を起こすこともあります。
骨化性筋炎を起こすと治るのに3か月以上かかります。
・運動を即時中止する
・氷や冷水で患部を15分以上冷やす(湿布では冷却力がないので、必ず氷または冷水で冷やしてください)
・とにかく安静
・なごみ整骨院に来院
・痛みが強く、体重をかけられない
・ケガした筋肉を伸ばしたり、力を入れたりすると痛みが強くなる
・断裂した部位がへこんで内出血を起こす
・断裂部位を中心に熱を持って熱く感じる
受傷直後は、急性期の炎症を抑えるためにRICE処置が基本になります。
また、携帯用電気治療機をレンタルし、24時間電気治療をします。
出血を抑えるために圧迫包帯をします。
炎症期が収まったら、硬くなった筋肉を筋膜リリースして本来の柔軟性に近づけます。
柔軟性が出てきたら、筋力を取り戻すリハビリをします。
最初は簡単な運動から、徐々に強度を上げていきます。
筋肉の再生には、時間がかかります。
具体的な流れとしては
1.炎症の消失
2.断裂部の仮癒合
3.断裂部の癒合
4.断裂部の筋細胞の再生
という段階を踏みます。
1,2の時は痛みを感じることが多いです。
3になるとほとんど痛く無くなりますが、4の筋細胞の再生まで治療をしないと強い力に耐えることが出来ません。
3で治療を中止すると、再度肉離れを起こしやすくなります。
「肉離れはクセになる」というのは、3で治療を中止してしまって適切な治療をできなかった結果によるものなのでしっかり治療をするように気を付けましょう。
肉離れを起こしてしまった、過去の肉離れをしたところが痛むなどのお悩みがある方は、なごみ整骨院にご相談ください。
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2024.05.09
離断性骨軟骨炎(外側型野球肘)
①使い過ぎによるオーバーユース
投球動作をした時に肘がしなり、肘の内側の前腕屈筋群と靭帯が引き伸ばされます。投球を繰り返すことにより、前腕屈筋群が過緊張により筋肉炎を起こし、進行すると「靭帯損傷」や靭帯の付着部が剥がれて障害が起こす「骨端軟骨損傷」を起こします。(=内側型野球肘)9割が、この「内側型」です。
この時、肘の外側では、関節の中で骨と骨がぶつかり合うような負荷がかかります。この負荷によるダメージが積み重なり、肘の外側の骨の軟骨部分に傷がついてしまうのが、「離断性骨軟骨炎」(=外側型野球肘)です。
外側型は少ないのですが、発症してしまうと長期離脱や手術適応になりやすいので予防が大切です。
②投球フォームの崩れ(コッキング期に肘が下がっている)
1で投球動作の繰り返しにより起こると書きましたが、きれいなフォームで投げていても起こります。フォームが崩れると更に起こりやすくなります。野球肘を起こしやすい選手は、コッキング期に肘が下がって手投げになっていることが多いです。肘が下がった状態では、肘のしなりが強調されて、野球肘を起こします。
③身体が硬い
野球肩と同じように投球動作は、全身運動です。全身をしなやかに使ってボールを投げます。身体が硬いと力んでしまい、筋肉に余計な力が入り、野球肘の原因になります。
痛みのない場合がほとんどで、肘の外側に違和感・痛みがあると感じるのは症状が進んでいる時期になります。
骨吸収が生じ、骨量が低下している状態でこの時期に発見して適切な対応をする事が重要です。
痛みを訴えないことが多いです。
軟骨仮骨版が出現します。症状を悪化させないため、スポーツ活動を禁止することが必要になってしまうことがあります。
仮骨表層の骨が遊離しこれは元に戻りません。(関節ねずみ)
この遊離体は関節の様々な部分に変形をもたらし、肘が曲がらない・伸びないなどの症状が発生します。
なごみ整骨院では、手技療法やストレッチ、超音波治療器などで患部の組織の回復、血行促進を促します。
また、負担のかからない正しいフォーム習得、運動機能向上への指導を行います。
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2024.04.09
シンスプリント
中高生のお子さんの脚にこのような症状ありませんか?
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すねの内側が腫れている
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押すと痛がる
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ランニングをするとすねが痛む
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運動後すねが痛む
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歩くだけでもすねが痛い
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ふくらはぎの筋肉がカチカチ
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足の裏が痛む
シンスプリントとは、日本語では「脛骨疲労性骨膜炎」といいます。
すねの骨を包んでいる骨膜が疲労により炎症を起こした状態のことを言います。
代表的な症状は、すねの内側の下側1/3(内くるぶしの上15㎝)辺りが、腫れて痛みます。
ひどくなると、歩行時にも痛むようになります。
ダッシュやランニング、ジャンプを繰り返す、陸上競技、サッカー、バスケットなど、よく見られます。
シンスプリントの原因は、足底のアーチの歪みによる下腿の筋肉の過緊張です。
人間の足の裏は、「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」の3つアーチ構造によって支えられています。
このアーチが崩れることにより、ふくらはぎの筋肉に負担がかかり過緊張を起こします。
ランニングフォームの崩れや外反母趾などで、内側縦アーチが崩れてしまうと、土踏まずを保つことが出来ずに内くるぶしが下がり、下腿にあるヒラメ筋や後脛骨筋という筋肉が脛骨を引っ張るように緊張し、骨膜炎を起こします。
シンスプリントを放っておくと、骨膜の炎症が強くなり、骨膜損傷を起こします。これが、いわゆる「疲労骨折」です
※初回は初診料1,300円が別途かかります
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